シミュレーション

シミュレーションとは、ある現象をコンピュータのプログラムで真似をして、その現象を調べたりするものですが、ここではボール状のスプライトをあるルールで動かし、できるだけ長く表示状態が続くためには、どのように初期値を調整したら良いかを試してみました。
Scratch2から加わったクローンという機能。名前からも細胞分裂をイメージできることから、生命体が変化をしながらも存続していく様子を作れれば面白いと思っています。

左のブロックは起動部分で、右のブロックがボール一つひとつの挙動になります。ボール同士があたったときに色が変化し、特定の色の場合は自分自身のクローンを作ります。色の変化をしなくなると、クローンができなくなり絶滅してしまいます。大きさやルーブの回数(300は生存時間)を変えることで、ボールが増減するスピードが変化します。
増えすぎると、処理が重くなるので早めにプログラムを止める必要があります。ボールが増えたり、減ったりを繰り返してできるだけ長く存続できるようにプログラムを工夫します。ただ変数を使って数を制限したりする人工的な制御はせず、できるだけシンプルなプログラムを心がけます。
また演算やタイミングの誤差により、毎回同じ挙動になる保証はありません。なかなかこのようなシミュレーションは難しく、このプログラムもまだ不完全です。ただ試行錯誤する過程がとても意義あることだと思っています。


このルール自体もシンプルすぎるため、ルールも含めていろいろと考えてみてください。