IchigoJam Basic

前回のMSX Basicは、現在では入手困難なMSXの話でしたので、だれでも簡単に試せものではありませんでした。今回紹介するIchigoJam Basicは、小型ボードコンピュータIchigoJam上で動く言語で、コミュニティが活発の上、とても安価で入手できます。

http://ichigojam.net

これは以前から注目していましたが、本当に素晴らしいプロジェクトだと思います。
最近のプログラム教育というと、言語の仕様や機能に注目がいきがちですが、コンピュータのしくみを理解するためにはBASIC言語は欠かせないと思っています。(最近はデジタルというのも死語になりつつある?)
IchigoJam Basicの特徴は、MSX Basicをさらに簡略化しながらも、ハードウェア(外とのインターフェイス)も簡単に意識できるしくみを取り入れていることだと思います。

IchigoJam Basic仕様
http://ichigojam.net/IchigoJam-1.2.html

ボートに付属しているボタンを押すとBEEP音がなり、押している間だけLEDが光るというプログラムを走らせてみました。
ichigojam_basic01

ichigojam_basic02

同類のものに、このブログでも何度も取り上げているラズベリーパイがありますが、ラズパイ+SDカードの1/3くらいの価格のIchigoJamはとても魅力です。(この価格帯で1/3はすごい)
接続するモニタが、NTSCなのもHDMIのラズパイに比べてモニタ・ケーブル含めてかなり安価になります。
何よりも、この時代にBASICが動くマシンを作ってくれた、ということが素晴らしいです。
MSXといい、日本人のBASIC文化って独特のものがあるのかもしれませんね。