Unity iOS Build

今回はプログラミングではなく、UnityのプロジェクトをiPhoneで動かす手順を試してみました。
最近iOS開発を再々開したため、シミュレータでなく実機で動かす確認をします。(要開発ライセンス)

環境) Unity 2021.2, Xcode 13.2.1 / macOS Big Sur

まずUnityにiOS Build Suportのモジュールを追加します。

追加した上で、プロジェクトを作成します。(今回CubeとSphereを並べただけ)

File->Build Settingsから”Build”するだけです。(プラットフォームが変更されていないきは、”Switch Platform”をその前にする)

上記で出力したフォルダにある、Unity-iPhone.xcodeproj をXcodeで開きます。

基本的にはここでiPhoneを接続、選択して起動するだけですが、そのままではコード署名でエラーがでるので、Target-> BuildSettings-> Signing をすべてAppleDevelopmentにします。
あとメモとして、Target-> General-> DevelopmentInfo でiOS11.0になっているので、iPhone6(12.4まで)でも接続できそうです。
Target-> General-> Bundle Identifier に入れるIDは 開発サイトで証明書・プロファイルを作成しておく必要があります。


Xcodeで何もコーディングすることなく、実機で動作させることができました。
実際のアプリでは、Xcodeとの連携もできた方が便利ですが、ここまでスムースにできたことは意外でした。

iOSというプラットホームでUnityのプロジェクトが動くことは、Unityでコンテンツを作る人にとっては、大きなメリットです。(モチベーションがあがります) むかしAdobe FlashをiOSで動かす環境を試したことがありましたが、パフォーマンスが悪い、バッテリー消費が激しい、という理由でスティーブジョプスがFlashを排除したことを思い出しました。今の時代だったらFlashは認められていたのではないかと、ちょっと残念な気持ちです。
UIの使い方とか、審査で結構厳しかった記憶があるのですが、しばらくiOS開発からはなれているため現状がよくわかっていません。
またおいおい進めていきたいと思います。