Nintendo Switch はじめてゲームプログラミング
先日発売されたNitendo Switchの 「ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング」という長い名前のプログラミングソフト。
https://www.nintendo.co.jp/switch/awuxa/
とてもよくできているので試してみました。
「ノードンとノードンをつなげてプログラミング」とありますが、ノードンというのはプログラミングの最小単位の部品のことで、すべて親しみやすいキャラクタになっています。Node-REDなどのビジュアルプログラミングと同じ構成の環境になります。
ノードンの種類が、入力、中間、出力、モノの4つに分類され、入力にはタッチパネルなどのセンサ、中間には計算に使う演算子、出力には音を鳴らす楽器などがあり、プログラミングの基本となる流れがつかみやすいように整理されています。
まずは、Aボタンを押して音を鳴らす、という簡単なプログラムを作ってみました。
ただ鳴らすだけでなく、本体の傾きによって音の高さが変わるようにしています。
次にBボタンを押したらでたらめに音階を鳴らすブログラムを追加しました。
どちらも「けいさん」ノードンがでてきますが、入力と出力それぞれのとりうる値の範囲を合わせてるために使っています。値の範囲はヘルプで調べることができます。
本当はゲーム画面を作って3Dキャラクタを動かすことが、このソフトのデモとしてふさわしいのですが、結局のところ何を入力として何を出力とするのか、そしてそれをどう結びつけるのか、がわかれば何でも作れるということで、基本的な部分を試してみました。(こういうシンプルな音を鳴らすブログラムはデバッグにつかえたりします)
あとスクリーンショットを初めてスマホに転送したのですが、その方法にちょっと驚きました。最初にNintendo SwitchをホストとするWiFiネットワークを作っておいて、そのネットワークに接続し、次に本体のコンテンツのURLに接続するということを、二回のQRコードを読むことで簡単に実現しています。(こういうしくみが子供のころになんとなくでも理解できるとすれば、これはこれでITリテラシーを高めることになるでしょう。もう少し補足すると、デジタルネイティブ世代といっても便利になりすぎて複雑な仕組みが見えなくなれば、古い世代の方がリテラシーは高いことになります。なぜこのようなしくみになっているか興味をもつことも重要です)
ビジュアルプログラミング言語ではScratchのようなブロックを並べるものが主流ですが、パッチをつなぐスタイルもかなりいけると思いました。
さすが任天堂というべきか、これはかなりよくできています。
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