Sound Spectrograph

久しぶりにサウンドプログラミングの話題です。
今回つかったProcessingというツールは、過去にもよく使用していましたが、最近大幅なバージョンアップがされていることから、かなり機能が豊富になっていました。

音波形のスペクトルを計算して、それをリアルアタイムにグラフィックを変化させるデモです。

参考)https://yoppa.org/sfc_design17/8657.html

環境)Mac(arm6)(要Processing Sound Library インストール)

Processing 付属のサンプルにあったローパスフィルタも実装してみました。(マウスカーソルの横位置でフィルタのかかり具合がかわります)
なかなか音は良いです。

もうひとつ、スペクトルを使った音と画像の相互変換ツールを試してみました。

https://arss.sourceforge.net/

ここからダウンロードしたarssコマンドを使います。

環境)DOSプロンプト / Windows 11

素材の音源は上記でも使用した、Korg Volca Drumのリズムパターンです。
(ファイルフォーマットはwav,bmpに置き換え)


スペクトル画像が出力されました。

これをもとに戻してみます。

残念ながら完全には復元しませんでしたが、これはこれでいい感じです。(パラメータ指定の方法がまずいのかもしれません)

次に任意の画像を音に変換してみます。。

黒は無音で、色によって倍音がかわるようです。

なかなか面白いツールです。
Deep Learningなどで、音データを扱うとき、画像データとして扱う手法をよく見かけますが、このツールはそういった用途にも使えます。