Open Sound Control

ネットワーク経由で音楽データを送受信する目的でつくられた、Open Sound Controlというプロトコルを以前iPadアプリ等でも使用したことがありますが、最近またよく目にするので復習する意味で取り上げてみました。
まず以前アプリで使った通信のキャプチャから。
環境: Processing 2.2.1 (with oscP5 library) / Windows 10

osc01
‘/notes’がパラメータで、iiiiがデータフォーマットになります。送信側からはデータ1,5,8(do,mi,so)の繰り返し送り続けています。(UDP通信)
これの受信確認は、今回はメディアアートの世界でよく使われるProcessingを使いました。
osc02
受信関数の引数の数やタイプがデータフォーマットと一致しないと受信してくれませんでした。Processingでは受信データを使ったグラフィックをリアルタイムに表示、生成したりすることが可能です。

http://opensoundcontrol.org/book/export/html/1

今回テストに使ったアプリは、”Live Music Coder M^2 OSC”です。
http://iphone.iiv.jp/sound/index/L0034
osc03

随分前ですが、このアプリとMax/MSPをOSC通信させたデモもありますので、以下にのせたいと思います。

演奏データのリアルタイム通信はレイテンシーの問題がありますが、これが通常のデータ通信と意識するところが違います。(ストリーミングよりもシビア)
手軽に様々なアプリケーション連携がてきる点で、演奏データ以外の通信にも有用だと思っています。