Radio TeleTYpe

インターネット時代すっかり過去のものとなったアマチュア無線ですが、この度144/430MHzハンディ機を購入しました。
せっかく免許を持っているので、最近の防災意識の高まりからも、使える状態に(開局)しておこうと思ったからです。
若いころ趣味の王道だった当時、無線技術の興味から使いもしない電信級まで取得しました。(モールス信号通信ができます。今は3級という)
それほど熱心にはやっていませんでしたが、KENWOODの144MHzのモービル機を買って交信を楽しんでいました。
携帯電話が普及する前なので、実用的な出番もそれなりにありました。

購入にあたって、いろいろと最近のトレンドを調べているとデジタル通信のFT8なるものが流行っていらしく興味を持ちました。
しかし高価なHF機が必要となるため、以前から興味があった安価なUSB接続できるソフトウェア無線(Software Defined Radio 以下SDR)で受信をしようと思い購入しました。
無料のソフトウェアがいくつかありスペクトル表示画面が、まさに今の時代の無線が楽しめます。(HDSDR使用)

FT-8について
https://www.jarl.org/Japanese/0_JarlNews/Digest/pdf/JN2019WIN_1_ft8.pdf

しかしFT-8はまだ少し難しい気がしたので、まずは使われてる技術FSK(Frequency Shift Keying)についておさらいをしようとRTTYから始めることにしました。
当時コンピュータといえばMSXくらいしか使っていなかっためRTTYで何ができるかイメージできませんでしたが、今のコンピュータの時代(Linuxのターミナル)を経るとこのRTTY、今でも十分使える用途があるのでは、という気にさせてくれます。

FSKについて
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H27/html/H2708A12_.html

オーディオ信号でデジタルを表現するため、アナログ音声として再生するととビーギャーみたいな音になるわけですが、フロッピーディスクが発売される前までのパソコンデータの保存はカセットテープでやっていたため懐かしい音です。

結局SDRで信号の受信を試みましたが、私のスキル不足で難しかったため、minimodemを使ってデータサウンドを作成しました。

作成した音声ファイルをAudacityで波形を見てみます。

FSKで表現されているのがなんとなくわかります。
せっかくなのでFidigiというツールを使って読み込ませてみました。(File->Audio->Playbackでファイル指定します)

デフォルト設定でデコードできましたが、OpModeからモードを設定できます。

キーボードでタイピングした間隔でデコードしてくれているように見えます。(改行単位。文字単位の表示間隔は通信レートか)

なかなか面白いです。