前回のCellular Automatonをさらに進めていくと、A-Life(人工生命)に行き着きました。
Gollyというオートマトンのシミュレータにある膨大なデモを見ていると、従来のセルオートマトンの印象が変わりました。
http://golly.sourceforge.net/
デモにあるノイマン(あのノイマン:John von Neumann)の自己複製パターンの画面の一部です。
まるでマシンのように振る舞います。
ルールはJvN29と呼ばれるものです。
https://github.com/GollyGang/ruletablerepository/wiki/JvN29
またGollyのロゴを順に描くデモもありました。(画面は一部)
ルールはHutton32 というものです。
https://github.com/GollyGang/ruletablerepository/wiki/Hutton32
ルールJvN29のカウンターのデモを二段にしたものを作ってみました。
動画でないのでわかりくいですが、左下の四角形を緑の矢印がぐるぐると回り右の伝播していきます。
伝播していくと、ブランクが赤丸になり順に青矢印に変化してきます。この数がカウンタの表現になります。
ブランクが埋まると上に伝播し、再びブランクになります。
最終的に右上の矢印が右に伸びていきます。
最近、生命科学にちょっと興味があり本を読んだりしているのですが、アミノ酸というパーツが結合してタンパク質というものになって、様々な働きをするしくみがこれに似ていると思いました。
生命はアルゴリズムなのか・・興味深い領域です。
エントロピーも・・
「生きている生物体は絶えずそのエントロピーを増大している。生物が生きていくための唯一の方法は、周囲の環境から負のエントロピーを絶えず取り入れることである」(シュレーディンガー著「生命とは何か」より)