D’Hondt Method

昨日7月10日、参議院議員選挙が行われました。比例代表の議席配分にはドント方式というものが使われていますが、選挙結果から実際にExcelで計算してみました。

[データ]
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/00/hsm12.html

[参考]
https://www.nsspirt-cashf2.com/entry/2021/11/02/13528/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%88%E6%96%B9%E5%BC%8F

まず各政党の得票数を1から20まで割り算ししたものを、右に列を拡張して計算します。
すべての計算結果から、議員定数である50を大きい順に50位までマーク(赤)して、それらがの個数が政党の獲得する議席となります。

1から20まで割るときの基準となる式
=$E2/H$1

50番目に大きい値を抽出
=LARGE(H2:AA16,H18)

50番目までの数値を赤
ホーム->条件付き書式->新しいルール->指定の値を含むセルだけを書式設定

今回は安倍元総理への凶弾や、新しい国政政党の誕生、また海外在住のYouTuberから国会議員が当選するなど歴史的な選挙になりました。
しかしながら投票率は52%と今一つ伸びませんでした。
新しく生まれた参政党は、党員が政治に参加するしくみ(プラットホーム)を提供し、政策も対処療法的なものでなく根本的なしくみを考えていくものであるところが、これまでの政党とまったく違うと感じました。
ただ理想が高いため、このような政党に支持が集まるためには、われわれ有権者の意識が変わる必要があります。
歴史的な功績をあげた政治家が死去された選挙で、新しい国政の歴史がはじまる予感がします。

今回1議席ですが、諸派ということでTV、新聞がとりあげない中、3.3%という得票率は、国政政党のN党、社民を超えかなり健闘されたと思います。(国政政党要件は2% 自民は34%) 参考までにシートH18の定数を54に変更すると参政党の議席は2になります。

こうやっていろいろ計算してみると、投票率の低さが惜しくなります。(52%(投票率) x 34% = 圧倒的勝利と呼ばれる自民を支持しているのは有権者約18%)
数字だけ見ていると、これぞという政党がでてくれば世の中すぐにでもひっくりかえりそうです。

About

Categories: 未分類