Unity Visual Scripting

3Dゲーム開発環境のUnity。ビジュアルプログラミング環境が正式にサポートされました。(以前はBOLTとして別途インストール)
本格的開発環境ゆえ、最高峰のビジュアルプログラミング環境ということになりますが、使いこなすまでのハードルはそれなりに高いです。ビジュアルプログラミンク環境イコール簡単、子供向けというものではなく、生産性のアップという側面で見る必要があると思います。
ここでは、最低限の動きを試してみました。

環境: Unity 2021.1.23f1 / Mac

導入の仕方は、”Add Component”で”Script Machine”を選択して、”Edit Graph”でプログラムを編集します。
マウスをクリックするとキュープがx,z軸でななめに回転するというシンプルなものです。
StartとUpdateブロックは、C#のコードにあるものと同じ、初期化処理と繰り返し処理を記述しますが、マウスクリックでプログラムを動かすので今回は使いません。やはりビジュアル環境は構造が目に見えるので理解しやすいですね。
複雑なプログラムモジュールはC#で記述して、それらをビジュアルスクリプトで繋ぐというスタイルが生産性を高めるのではないでしょうか。

最近、ローコードとかノーコード言われる開発をよく聞きますが、ビジュアルスクリプティングもその一つでこの方向にどんどん進んでいくでしょう。ものによって設計を記述すれば実装までできてしまうということも可能になると思いますが、プログラマはこれらもできつつ、背後でどのようなスレッドが動いているかとか、ビジュアルフローだけではわからない部分も意識する必要がでてくるのではと思います。

Unity 過去記事)
http://crossframe.iiv.jp/201611241241/