Algodoo (3)

東京オリンピックでは都市型スポースと呼ばれるBMX、スケートボード、スポーツクライミングなどをとても楽しく観ている今日この頃です。なかでもBMXは自転車という身近なツールを使っているせいか、とてもやりたくなりました。(無理ですが・・)
せめて物理シミュレータで作ってみようと久しぶりにAlgodooをさわってみました。
BMXにかぎらず体操の鉄棒も面白い動きができそうでしたが、そもそもスポーツというもの物理法則を意識させるシーンがたくさんあると改めて思いました。だから自然とAlgodooがさわりたくなったのかもしれません。

といっても大したものではありませんが、このような簡単な斜面を転がすしくみをつくてみました。
左右行ったり来たりします。

きちんと転がすために、後輪の方を重くしたりと物性をいろいろと調整しました。
あと斜面の反発とかいろいろと難しいです。

・”B”キー押下で初期位置移動

・衝突した相手側のオブジェクトの色変更

プログラミングとしては自転車の初期位置の設定と、それだけでは面白くないので接地面に応じて車輪の色を変えています。
初期位置設定は2つの車輪についてやっています。静止したときの位置(pos)変数の値をそのままコピペし、速度(vel)はゼロにします。正確には角度やその他のパラメータも車輪だけでなく車体全体についても初期化する必要がありますが、面倒なのでこれだけにしています。そのためキーを押下したとき完全には静止した状態から動きはじめず乱れます。
逆にこの乱れにより自転車の動きに変化が生まれました。ただ押下している時間を長くしないと暴れますが・・

下記色が変化する様子です。

人工知能の時代になるとあらゆるものが効率化され、仕事が奪われ、人間の生きる意味が問われると言われることがありますが、日本選手の大活躍が続く白熱したオリンピックを見ていると、AI時代になってもスボーツを楽しむ人間というものは変わらないでしょう。(ここにヒントが)
あるIT会社のトップが、複雑になる世の中、人間が判断するよりAIに判断してもらった方が間違いがない、ということを言っていました。確かに感情に左右される人間よりもAIの方が合理的に判断(リスクとメリットをトータルで)できることもあるでしよう。
今回のオリンピック開催と新型コロナ感染拡大の相関は統計的に低いと言われています。このような判断をするときはAIの活用は意義のあることかもしれません。
またある大手オンライン販売会社トップは開催について「自殺行為だ」といい、AI、ロボット関連開発にも熱心な通信大手トップも「大きなものを失う」と否定的でした。データやファクト(事実)に基づく合理的な経営判断をしてきていると思われるIT業界のトップリーダーですら難しい事案でしたが、無事開催されたことは本当によかったです。