プログラミングの魅力

最近はきつい仕事の一つとしてIT(Information Technology : プログラミングの仕事もこれに含まれます)があげられることがありますが、本来は創造的な仕事だと思っています。ITという言葉がない時代には、IT企業のことを、ソフトハウスと言っていましたが、この方が好きでした。

私がプログラムを始めたのは、PC-6001というパソコン(この機種は特にパピコンと呼ばれていた)でしたが、BASIC言語(簡単な英語と数字・記号で記述)でMML(Music Macro Language)を使って音楽をならせたので、夢中になりました。
入力したデータ、アクションに対して、なんらかの出力結果を得ることで、プログラムはその目的を果たすわけですが、音という出力は比較的少ないプログラムで簡単に「成果」を出せるので、とても手頃にいろんなことが試せました。乱数や数式で音を鳴らしてみたり、変拍子の音楽を作ったりと、とても刺激的でした。(今はもっと多様な「成果」を生み出せるツールがあるのでもっと楽しめます。)
こう考えと、当時プログラミングで、英語、数学、音楽を遊びながら一緒に学ぶことができたことになります。(コンピュータに指示を出す文脈を考えるという意味では、国語力も) 当時は今のように情報も簡単に収集できなかったので随分と独創的なことをやっていました。

倉庫から引っ張り出したPC-6001で'ドレミファソラシ' と鳴らしてみた

物置から引っ張り出したNEC PC-6001で’ドレミファソラシ’ と鳴らしてみた。まだ動いた! 懐かしい~。


このようにプログラミングは、自主的にどんどん勉強を進めたくなるような魅力を秘めています。これは今の時代でも同じことが言えるのではないでしょうか。
たとえば、Webサイトのクローリングなど、インターネット上の自分の興味がある情報だけ収集するようなプログラムは楽しいものです。小さなプログラムを動かして達成感を味わい、さらに複雑なプログラムに発展させれば、たくさんの人が使ってくれるサービスに発展する可能性もあります。
世界には膨大なオープンソースプロジェクトがあり、自分でゼロから作るのではなく、興味のあるプロジェクトのプログラムをベースにして独自なものを作るという楽しみ方もあります。
昔も今も、そしてこれからもまだまだこの分野は発展し続けると思っています。

私自身も少しも変わることなく、この分野を探求し続けて行きたいです。